あるギタリストの苦悩
 
2004/09/10 00:00 
彼は迷っていた。

彼の所属するバンドのヴォーカリストは、ライブ中にいつも彼の演奏の邪魔をしに来る。

愛情の裏返し。友情の裏返し。
と、
受け流してきた。

※マイクを投げられたり、マイクで頭を叩かれるのくらいは、もう、平気になった。
※でも、ギターを蹴られたときには、さすがに切れようかと思った。
※弾いている最中のギターを取り上げられたときには、怒鳴った方がいいかと思った。
※シャツを脱がされ、パンツが見えてしまいそうになったときには、「ここは、泣くべき?」と悩んだ。
※頭ポクポク、と木魚に見立てられて、笑うしかなかった。

とにかく、なんとかしないといけない、と思った。

そこで、3つの方法を考えついた。

1. 演奏中、ヴォーカリストと目があったら、首を振って拒絶する。

2. 演奏中、ヴォーカリストが近づいてきたら、とにかく逃げる。

3. 演奏中、ヴォーカリストが暴挙したら、客に助けを求める。

この決意を、バンドのドラマーとベーシストに話してみた。
すると、彼らは、「そんなことで、ヴォーカリストのちょっかいから逃げることは出来ない」と言った。

そして、4つ目の提案がなされた。
 

4. 演奏中、ヴォーカリストが攻撃を仕掛けてきたら、応戦する。
(この際ライブが、途中からプロレスになってもかまわない)

 

ギタリストの運命や、いかに・・・?

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